リスベットがとにかくカッコいい…『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』

スターチャンネルで無料放送されていたので、 見る事が出来た『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』。 話題の原作もずっと読みたかったのだが、映画の方が 3部作で完結しているので、どうせなら映画の方を 一気に3部作見てみたい気もするが、とりあえず Blu-rayが出てないとの事なのでダニエル・クレイグで アメリカでリメイクされた方のBDは購入。 見比べてみよう、と言う気持ちで見た。 軍配は当然ながらデンマーク版。 アメリカ版から先に見れば先入観なしに見れただろうが。 大物を糾弾して名誉棄損で敗訴し、禁固刑を喰らう 渦中の記者・ミカエルが、富豪に個人的な事件の調査を 依頼され、調べていく内に自分のパソコンが ハッキングされているのに気付き、本作の主人公である 天才ハッカーのリベットと行動を共にすることになる、 と言うクライム・サスペンス劇。 鼻ピアスにゴスロリメイク、背中には一面にドラゴンの タトゥー、パンキッシュな女の子が単独行動の凄腕ハッカー。 キャラ設定が既にカッコいい。 このリスベット、幼少期に事件を起こし、自立して有能な 調査員として働いていながら保護観察の身。 特異な外見で歩いているだけで男子のグループに 因縁をつけられたり、保護観察官に管理している 財産からお金を出して欲しければ(自分の稼いだお金も 監察官の許可がなければ自由に使う事が出来ない) 性的な要求を飲め、と言われたり、自由の利かない 生き方をしなければならないのは、リスベ…

続きを読む

超・解説を読んだ後に考えたくなる『裏切りのサーカス』

映画を見た後、70年代当時の政情や歴史に疎く、 加え原作も未読であることもあり、映画の中で起こっている 全ての事が解って映画を見たか、と言うと全く そうではなくて、自分の理解しやすい部分を本能的に 抽出して映画を見るやり方を知っている、と言う面で 堪能してしまったきらいがあるので、ネットの海を 徘徊して、映画の場面ごとに注釈を入れてくれる様な 至れり尽くせりの構成で書かれた長文の解説を 見つけたのでじっくりと読んでみた。 映画の記憶が薄れないうちに読んだので、映像を 見つつサブテキスト的に読まなくても、手放しで その場面が浮かんでくるので、この辺りもこの映画が 如何に視覚的で印象深かったかを再確認した。 細かいところはまだ見逃していると言うのも 解ったので、この解説を読んだ上でもう一回通して 映画を見たい気持ちでいっぱいである。 この映画に対して魅了される方法と言うのが やはり人それぞれ違っており、映画を読み解く能力、 歴史的な知識が豊富な人が物語の世界に魅了され 読み解く方法と、私の様に実に偏った趣味から 見る映画を決めているような輩が抱く感想と、 同じ場面を見ていても根本のところの読み解き方が 大きく異なっているようだ、と言う事を知ったのも大きい。 全編に漂う同性愛的な雰囲気は、その気のない 人間が見ても感じられるものらしいが、決定的に 違ってしまうのは、何故プリドーがヘイデンを殺すに 到ったのか、と言う部分じゃなかろうか。 ブタペスト…

続きを読む

シリアス映画だと思ってみたら…嬉しい誤算『処刑人』Ⅰ&Ⅱ

映画も本と同じで、見たい気持ちがむくむくと 湧き起こって来ないと、結構見るのが難しかったりする。 見たいとは思っているが、今見たいんじゃない、 と言う感じで。 ここ数年、BLにかまけていたお陰で、テレビ放映されている 映画さえろくに見なかった。 映画館に足を運ぶ気力はないのでもっぱらDVD 頼りだが、いつでも買えると思うと、何かきっかけが ない限り、お金は他に使ってしまったりする。 が、BLにお金をつぎ込まなくなった分、DVD買える、 と言う気になって最近は映画を見ている。 レビューなどを殆ど読まず、宣伝文句程度の知識で いつか見たいな、と思っていたのが『処刑人』。 誕生日の贈り物で、弟がAmazonのギフト券をくれる、 と言う気の利かせ方をしてくれたので、思い切って 見たくて見てなかった映画のDVDを買う事にした。 タイトルそのものや、映画のスチールその他を見ると、 悪人どもに復讐するシリアスな理由を抱えたイケメン 兄弟が、銃を片手にスタイリッシュに悪人を始末する 義賊が活躍するカッコいいアクション映画かな、 と言う気がしていたのだが、見始めて数分後、 何故か爆笑している自分がおり、これはカッコいいだけの 悲しみを抱えた兄弟が自分たちの悲しみを封印し、 悪党に泣かされる庶民たちの仇打ちを男は黙って と言うハードボイルド的な作品ではないな、と 思うに到った。 マクマナス兄弟は兄弟で精肉工場で働く ブルーカラーの気のいい兄ちゃんずである。 …

続きを読む

アクションのないスパイ映画に酔う…『裏切りのサーカス』。

誕生日前でお小遣いを貰ったので、いつもなら 洋服を買ったりBLに飛びついたりするんだけど、 久しぶりに映画が見たくてDVDを4枚ほどまとめ買いした。 その中の一枚が『裏切りのサーカス』。 前々から見たかったのだが、運よくテレビで放映してくれないか、 と思ったりもしてたんだが、やはり自分が見たいと言う時に 見たい映画は見るに限る。 おひとり様で平気で毎週映画館に行ってた時期も あったのだが、最近はすっかり出不精で、映画館に 行きたいと思う程に映画を見たいと言う気も起きなかったが、 BL挫折継続中だし、先日読んだ『笑う警官』が あまりにも面白く、このマルティン・ベック・シリーズの 映画が1本ある、と知ってから、映画見たい気持ちが むくむくと湧いてきた次第。 キャストに釣られて見るにもいい映画である。 ジョン・ハート、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファーズ、 今SHERLOCK人気がうなぎ登りのベネディクト・カンバーバッチ。 コリン・ファースは『シングルマン』の方が本命だったが、 見た後には彼の眼の目の演技に圧倒されてしまった。 この映画はサーカス(MI6)の潜り込んだもぐら(二重スパイ)を 見つけ出す話、ってだけの予備知識で見るに限る。 解説とかウィキペディアとか読まない方がいい。 派手な銃撃戦やアクションはほぼ皆無、静かなる情熱、 冬の朝のしーんとした寒さと灰色の空、と言う雰囲気が 全編を覆っている。 サーカスの中にもぐりこんだ二重スパイ「もぐ…

続きを読む

映画『黄金を抱いて翔べ』を観た。③

カッコいい男と言う定義に於いて、男も女も惚れる男、 と言う条件が髙村薫と言う作家さんの書きたい部分では ないか、と言う事をフォロワーさんに聞いた。 髙村薫と言う作家さんに於いては、結果として同性愛的な と表現され易いものに見えるが、決して同性愛的な ものを書こうとしているのではなく、書きたいものの 中心は「男にも女にも惚れられてしまう」であるのなら、 この映画に於いて幸田と言う人物の映像としての 見せ方は非常に成功していると言う事じゃないだろうか。 原作にある春樹が幸田に手を出す場面や、幸田と モモが肉体関係を持ったであろうニュアンスを 映像として表現する必要のなさ、と言うのは、 井筒監督が髙村薫と言う作家の書きたいものを きちんと理解していると言う事になるんじゃないだろうか。 私が髙村薫と言う作家の作風を読みにくく感じるのは、 同性愛的な行為を行いながらもその部分を何故 ぼやかして描くのか、と言う支点に捉われていたからで、 海外のハードボイルド小説を読むような感覚で 「カッコいい男が惚れるような男が出てくる小説が 読みたい」と思って読んでいたら、苦手意識を持たず すんなり読めていたかもしれない。 読む前の心構えが違ったとしても、多分北川の モモへの暴行は殴る蹴るとしか読み取らんと思うが、 それで読後感に支障は来さないのでは、と思った。 読みにくさは「やってることはやってるんだったら それを文章に書いて貰わないと解らない」と言う 書かれてない…

続きを読む

映画『黄金を抱いて翔べ』を観た。②春樹(溝端淳平)

見終わった直後に思ったのは、男性が原作小説を読むと ああいう解釈をするんだろうな、と言う事。 女子が読むと同性愛的な人間関係の方に悶えまくる要素 てんこ盛りなんだが、それを重要視しなくても十二分に 犯罪者ドラマとして面白いんだな、と。 この映画、原作読んだ上で見る女子が、映画観てから 初めて原作を読む男子を夢想してむふふな気持ちになる 映画でもある。 同性愛的な描写がほぼ必要無しと作られている映画の原作の あの匂い立つ物を読み取った時、男子がどう感じるかは興味深い。 ミシンかけてるモモの頭を撫でた幸田の場面なんて、 気にも止めてないだろ、男子(笑)。 人嫌いと言うよりは人間を見て来なかった幸田だからねぇ、 恐らく記号として敵か味方か、みたいな方法で人を より分けてたんじゃなかろうか、と。 それが北川には「神秘的」に見えてたんだろうなぁ… とか言う部分は解っていると二人の関係がより解るし。 原作にある同性愛要素を井筒監督はどう言う解釈で 外したんだろうなぁ、物理的な表現を外していたと思うが。 結果として(原作を読んで映画を見たと言う)映画に近い感じで 原作を読んでいたので、同性愛的な要素がすかんと抜けてても 違和感湧かなかったし、彼らの関係性を深く描いてない、 と言う不満も湧かなかった。 その部分は、これはすり替え行為に当たるのかもしれんが、 他の部分で補充が出来てしまった、と言うか。 原作の設定を大いにいじられていた唯一の人物である 春樹であ…

続きを読む

映画『黄金を抱いて翔べ』を観た。①幸田(妻夫木聡)

体調悪くて有給取って休んでいた時にDVDが届いた。 しんどいので、ベッドで寝ころびながら、このまま 寝てしまってもしょうがないな、と思いつつ見始める。 重度のタカムラーの方のお墨付きがあったので、 それは「DVDを購入する」と言う動機に使ってしまい、 見て面白いかどうかはやはり見て決めるもので、 見る前から過剰な期待も失望も抱かないように 頭からっぽで見始める事にした。 映画は、ハードカバー本や文庫ではなく、この作品が 雑誌に掲載された時の、初出の方を元に作成されている、 と言う事だったので、ラストも文庫とは多少違っている、 と言う予備知識を得ての鑑賞。 原作全部を映像にするには映画の尺的に難しいのは 最初から計算に入れて見始めた。 なにがどう省かれて、制作者側がどう言う解釈で 映画として出来あがるのか、と言う様な期待や不安は 観てから考えようと思っていた。 観終わった後は、この映画は原作未読でも犯罪者として 決して大きくはない集団のハードボイルド映画として 観る事は無論可能だが、原作を読んでいないと 辻褄が合わせにくい部分も確かにあるが、一本の 映画として支障が出るくらいには及ばず、原作を 映画の尺内にコンパクトに収めつつ、観ている者が 登場人物に感情移入し易い、複雑なものを 判断し易い適度な簡素化を優先した作りになっている。 原作では、川に外国人国籍の射殺体が遺棄された、 と言う新聞の記事形式始まるのを、動いている モモから始まると…

続きを読む

『WELL』を読み始めて映画『ザ・ロード』を観る。

『吸血鬼と愉快な仲間たち』の4巻を読み終えた ところで、既刊本の木原作品のストックが 残り少なくなっており、このまま5巻まで読んで 6巻が出るのを焦れて待つのがいいのか、 とか色々考えていると、木原作品の中でも 結構キツい、と聞いていたので楽しみに とって置いた『WELL』を、5巻を読む前に 読むことにした。 続き物をじりじり待つのは嫌いじゃないが、 6巻が出る、くらいの時に5巻を読んだ方が 作品の振り返りとかする必要がないかな、 と言う気もするので。 話の設定がいわゆる「崩壊した世界に生き 残った人間」と言うもので、すぐに頭に思い 浮かんだのがコーマック・マッカーシーの 『ザ・ロード』だった。 当然、そう言う設定になった場合に生じて くる項目の一つに、食料が欠乏している、 と言う極限状態が描かれる事は必須で、 自ずとカニバリズムが描かれる確率が ほぼ100%だろうな、と言う事は容易に 想像がつく。 私自身、カニバリズムと言うものに特に 関心もなければ興味も持っていないので そのものに対して自分の身に置き換えて 真剣に考える、と言う事もなかったし、 宗教的にどうのとか倫理的にどうのとか 理性で自分の立ち位置を確認した事もない。 『ザ・ロード』は、カニバリズムと言うものに 対して、かなり容赦のない描写がして あったので、読んだ時に腹の底に何かが 溜まって重たくなる様な感覚を味わった。 食料として同じ人間を食べる、と言う 行為そ…

続きを読む

月が綺麗だった。

色んな事が重なり、なんか働けど働けど…と言う気分が拭えない。 デジカメも携帯も、当分買えそうにない。 こう言う月が出ているのを見ると、月が綺麗に撮影できる デジカメが欲しくなるのだが… 携帯で撮るとこの程度なんだけど、思わず撮っちゃうんだよなぁ。 月って分かってなかったら、何撮ってるのか分かんないな(笑) 月と言えば、↓この映画。 月に囚われた男 コレクターズ・エディション [DVD]ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2010-08-11 ユーザレビュー:男と男とお手伝いロボ ...セツナイ映画ですほか ...意外な終わり方だった ...Amazonアソシエイト by 非常に見てみたいのだが…主演サム・ロックウェルってのもそそられる。 宇宙って科学であり、絶対的なんだろうけど、「2001年宇宙の旅」のように 人知では計り知れない計り知れなさの度量が地球上とはケタ違いで、 桁違いに神秘的なモノなんじゃないかと思う。 よく見る夢がある。 全く意味不明なんだけど、宇宙がすぐ手の届くところにある感覚と言うのが 目覚めた時まで残っている夢で、SFマニアでは全くないので 口で説明したり論じる事も出来ないが、あの夢の感覚が凄く好きで、 月を見上げていると、同じように「手が届く」感触がしてくるんだなぁ。

続きを読む

通説を裏切る展開「クリミナル・ラヴァーズ」。

フランソワ・オゾン作品デビューは「焼け石に水」で、 なんて意地の悪い映画を作る監督だ、この感性は 本人がゲイで、かなり屈折した心の持ち主でないと 出せない風味だ、と思っていて、後追いで色々 オゾン作品を見たが、「焼け石に水」はまだマシで、 初期の作品ほどエグさが増している。 オゾン作品の共通して言えるのは恐らく、ザラザラした 嫌悪感にも似た「いや~な感じ」だ。 観終わった後味は決して良いものではなく、 むしろわざと見る側の感情を逆撫でしたいんだな、と言う 「後味の悪さ」を残して終わるものが多い。 「サマードレス」も、吹き替え版で見たから余計なのか、 ゲイのカップル二人とも、外見は男なんだが、 喋る言葉はオネエで、オネエ言葉があんまり好きじゃない私は 「うわっ、受け付けん」と眉間に皺が寄ってしまうし、 「焼け石に水」は、どちらかと言うとちやほやされる筈の美少年に ここまでの仕打ちをやっちゃうか、オゾン、と言うものだし、 とにかく、すんなり終わらない。 固定観念にしか過ぎないが、所謂、通説や定説が通用しない。 「クリミラル・ラヴァーズ」は正にそれの見本市みたいなもんで、 同級生を自分にぞっこんな男の子に殺させると言う、 快楽殺人者そのものの展開から始まり(そこに憐みの情など存在しない)、 こりゃ、すぐに捕まるな、と言う杜撰な後処理の後の 二人の逃亡劇、未熟な高校生にする事なんで、行き当たりばったり、 こいつら阿保やな、阿保としか言いようがない森へ…

続きを読む

痛い映画「モンスター」。

「バタフライキス」に似てない事もないが、 実在の女性連続殺人犯アイリーン・ウォーノスの物語を映画に したもので、もしかしたら「バタフライキス」の方が彼女の生涯に インスパイアされたものかもしれないが、この2作の共通項は 被害者である女性と言う生き物が殺人を犯し、 それによって裁かれてしまう部分と、同性愛者である、 という点である。 幼い時に性的虐待を受けると、「あんな事は何でもない事なんだ」 と自己防衛が働き、逆に性的に奔放な行動をとってしまう、と 何かで聞いた気がする。 自分を凌辱して心に傷を負わせた男とまた同じ事をする事によって、 「こんな事で自分は傷付かないんだ」と思いたいからだそうだが、 私が女性と言う性を未だに「損だ」と思うのは、概ね、 性的に受身である、と言う生物学的弱者であるからだ。 8歳で父親の友人に虐待され、それから何かを得る為に 売春婦として生きてきたアイリーンが、家庭を持ちながら女を買う 男どもを殺したからってなんなんだ、それが罪か、 動機を与えたのは紛れもなく男ではないか、と言った フェミニズム丸出しの観賞後の怒りよりも、 アイリーンが出会ったレズビアンのセルビーとの逃避行の中で、 真っ当になりたいとまともな職を求めつつも、売春婦としてしか 生きて来なかった彼女のあまりのにも悲しいくらいの無知さ、 セルビーから突き付けられる現実的な金の無心など、 どこまでも悲しい。 綺麗で魅力的なシャーリーズ・セロンが、激太りし、特殊…

続きを読む

泣けてくる映画「容疑者Xの献身」。

年末年始と特番やら映画やら、録画しても見る時間がなく、 ようやく三が日の福袋商戦を終えて、見にかかる。 ドラマを見る癖が抜けてしまって、深夜の海外ドラマしか 見なくなったのだが、再放送の「ガリレオ」が面白くて、 今更「見とけばよかったなぁ」なんて思っている時に 「容疑者Xの献身」の放送、まあ、再放送はこれを見せる為の 前振りなんだろうけど、録画しといて良かった。 東野圭吾、読んだ事はない… まあ、日本の作家の小説をあまり読まない性質なので 仕方ないが、この映画を見て読みたくなってしまった… 湯川教授の福山雅治は結構期待を裏切らないキャスティング なのではないだろうか、原作知らんけど。 天才的物理教授VS天才数学者、って対立だけで 私の萌え琴線には触れるのだが、いやぁ、予想外に面白かった!! 堤 真一が…良かったよ… 押さえた感じが非常にストイックで。 誰の献身か、原作を読んでない私には皆目分からず映画を いきなり見た訳だが、不遇の天才の途轍もない孤独感に 圧倒されてしまった。 多少変人ではあるが、研究者として教授職に就き、 自分の才能を如何なく発揮できる場所へ辿り着いた湯川と、 親の都合で大学院に進む道を諦め、高校の数学教師と言う 平凡な道を歩かざるを得なくなった石神との対比。 同じような才能に恵まれながらも、二人の歩み道は こんなにも大きくかけ離れてしまう。 何と言う運命の皮肉だろう。 正直、日本の映画もあまり好きじゃない。 …

続きを読む

騎手と愛馬の絆物語「オーシャン・オブ・ファイヤー」。

タイトルだけ聞くと、あまり触手が動かない映画だな、と 録画だけして見なかったのだが、最近、アニメばかり見すぎて 食傷気味になってきて、映画を見たい衝動に駆られている。 何事も根を詰めてやると飽きるな 「オーシャン・オブ・ファイヤー」のタイトルの意味は 競馬競技の最終地に海があることでようやく解る。 これは日本語タイトルの様で、原題は「Hidalgo」、 つまりヴィゴが演じた実在の騎手フランク・ホプキンスの 愛馬(マスタングと言う野生種の馬)の名前なのである。 ヴィゴは実際馬に乗ってる人なので、馬に乗る姿は 本当に堂に入ったもので、そういう風に見えるように撮影している、 とは解っているのだが、本当に馬と会話しているように見えるから凄い。 私は高所恐怖症なので、恐らく、馬の上に乗る高さと言うものが どえらく高い所に居るより肌で恐怖を感じる最低ラインの高さだろうな、 と思うので、馬に乗れる人は本当に素直に凄いと思う。 「キャンディ☆キャンディ」で落馬してアンソニーが死んでしまうのを 小学生の時に読んで以来、馬から落ちるとタダでは済まないと 信じ込んでいるし(笑) さっそうと馬に乗る、スクリーンの中のカッコいい俳優と言えば、 開眼したのは「ライトスタッフ」でサム・シェパードであり、 「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レジャーであり、 そして、「オーシャン・オブ・ファイヤー」のヴィゴである。 「ロード・オブ・ザ・…

続きを読む

顔が長い方が西洋的にはハンサムなのか?

「トワイライトー初恋ー」、えらい人気だなぁ。 完璧な容姿を持つバンパイアのエドワード役の ロバート・パティンソンって、ハンサムなの?! 解らん… 顔が長くて好きになれん。 唇から顎のラインが長いと言うか。 目に特徴があるわけでもなし、横顔が格段美しいとも思えない。 横から見ても、顔が長い、と言うか、女の子と並ぶと 顔がデカイ… おまけに、吸血鬼と言う神秘的な存在なのに、 髭の剃り跡が…なんか美的感覚に抵触する(笑) ギャスパー・ウリエルも顎のラインが長いが、 眸の妖しさで帳消しになる美しさがあるが、 ロバート・パティンソンにはそういうのも感じないが、 美的感覚の違い、ってだけなんだろうか。 まあ、役処が実に神秘的で、思春期の女の子のハートを 鷲掴みにする要素が多大だったのは解るけど、 冷静に見て、彼は美形とは言い難い… この画像に騙されはするだろうけど、十代の頃からの 美形好きのプライドが、なんか「違う」と訴える…(笑) 吸血鬼が人間と報われない恋に落ちる、ってシチュエーションは 十分「萌え」なんだけど、ロバート・パティンソンでは萌えない~~~っ!!! 常人にはない肉体を持ち、秘密主義で、美形とくれば、 女の子が落ちない筈はないのだが…もっと欧州っぽい 俳優でやれなかったんだろうか、残念だ… 相手役の女の子も、よくよく見るとしゃくれ顔だしなぁ。 アメリカ人の美的感覚はよく解らん。 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア…

続きを読む

ガチガチの「兄貴・攻」に見えて仕方ないエンケンさん。

出演作品に殊更注目して見ている訳ではないんだけど、 どうしても、ジャンル:任侠もの、立ち位置:兄貴、 攻守:ガッチガチのバリタチ、に見えて仕方ない俳優さん、 それが遠藤憲一さん… いや、そう言う役をやっていた、とかではなく、 この人の醸し出す雰囲気が、もう、そうとしか見えない… きっかけは「あずみ」で、とんでもなく危ない野盗3人組の 親分をやっていて、酷薄に娘を凌辱し、殺害する、 とんでもなく嫌な役柄をやっていたのを見た時かもしれない。 まあ、すぐにあずみに成敗されてしまうんだけど。 あの酷薄さ、あの悪党ぶり、しかも一流っぽくないタイプ、 あの感じが、もう、バリタチにしか見えない… あくまでも役のイメージで、そう言う印象が強いってだけで、 ご本人さんはこれっぽっちもそんな気はないだろうけど、 「尻の綺麗な野郎にそそられた事ありますよ」とか、 大人の余裕で言ってくれそうな懐の広さも感じるのだ。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~ENS/⇒公式HP たま~に宮迫に似てるな、とも思う絶妙なお顔。 最近、立て続けに任侠もののBL作品読みすぎて、 こんな妄想が渦を巻いている~~~~っ いかんいかん。 しかし、止められない止まらないのが「萌え」 若い舎弟をバックから…ってシーンが拝みたい。 あずみ スタンダード・エディション [DVD]アミューズソフトエンタテインメント 20…

続きを読む

80年代世代として、お悔やみを…

マイケル・ジャクソンが亡くなったニュースを、 何とも言えない気持ちで聞いた。 何となく、誤報の様な気もした。 最近は奇行と言うか、ゴシップまみれで、 一体マイケル・ジャクソンはどうなりたいのかなぁ、なんて 80年代に洋楽どっぷりだった世代としては、 なんだかなぁ、と言う気分でマイケルのニュースを聞いていた。 幼児虐待疑惑の裁判で無罪を勝ち取った彼だが、 無罪と言えど、ケチがついた感じは拭えなかった。 テレビ番組で彼の追悼と銘打って、過去の世界的ヒット曲の プロモーションビデオが流れると、その殆どが「知ってる」と言う 感覚に陥って、改めて楽曲を聴き直してみたい、と思った。 彼の様に世界的なスーパースターと言う存在の孤独、 と言うものを口にするコメンテーターが多かったが、 何を知ったかぶりをして、なんて思いつつ、 「ああ、そう言うの分かるよ~」と同意して、同情して、 おんなじ気持ちになった事あるよ、と言ってくれる人が 世界中に一人もいなかったんだな、とタレントだか誰だかが 言ったのをじっくり噛みしめると、それは凄い孤独感だなぁ、 と、漸く「たった一人の存在」と呼ばれる人の、 底の知れない孤独を初めて理解できた気がした。 有名人の孤独な死や不可解な死は絶えない。 「有名人だけに孤独だったんだよね」 といつも言われるが、それは誰とも共有できない孤独。 生粋の孤独なんだなぁ。 「ダークナイト」を撮影して、純粋な悪のジョージカーと言う フィクショ…

続きを読む

生きるのに純粋な動物たち「皇帝ペンギン」。

動物ものに弱い。 なるべくなら目にしたくない。 感情が揺さ振られ、どうしようもなくなるから。 小学生の時に見た「キタキツネ物語」は、未だ見ることができない。 「皇帝ペンギン」、見るか見まいか迷ったが、見てしまった… 動物はその生態に適した体をしているが、 人間ほど色んな作業が出来るわけもない。 人間の作業能力が如何に高いか、若いカップルが 卵の受け渡しに失敗し、卵を凍らせて失ってしまう姿を見ると、 人間は何と優れたいきものだろう、と思う。 思う反面、頭で考えて生き過ぎる、とも思う。 動物の世界を目にする度に、生きることだけに専念する世界は、 余計な事を考える暇もないのだと気付く。 一瞬でも気を緩めれば、そこには生命の終わり、 死が待っている。 死の反対が生きると言う事で、だからその反対側を 一生懸命行う。 人間の世界は「甘い」な、といつも思う。 会社で仕事に失敗したからと言って死ななければならない訳じゃない。 人間関係がもつれたからって、死ぬほどではない。 でも、そう言う事にくよくよし、自らの命を断とうとする人もいる。 自分を貶め、自滅の道を選ぶ人もいる。 動物が生きるのに、自暴自棄になることはないのだ。 ただ、生きている。 コーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」の読後感に、 生きる、と言う事だけを目的とした時、人間もこんなに純粋なんだ、 と思った。 少年を生かす為だけに全身全霊を懸けて生きる父親。 その反面、映画「コンスタ…

続きを読む

J.ディーンに似てるなぁ、J.フランコ「SONNY」。

何かの記事で、この映画のジェームズ・フランコのフェロモンは 半端じゃない、と読んでいたので、深夜テレビで見る。 が、忘れてて、冒頭~30分ほど見逃したかな・・・ 見れば見るほど、ジミーに似てるよねぇ。 顔の形とか特に。 よくよく見比べると似てない所もあるんだろうけど、 J.ディーンの映画「DEAN/ディーン」に彼の役で出ただけの事はある。 と言うか、表情の作り方とか、非常に似せてる気もしないが。 綺麗な顔しているのに、代表作がイマイチぱっとしないなぁ、彼。 「スパイダーマン」の、資産家で科学者の息子の、 スパイダーマンに歪んだ憎しみを寄せる青年実業家、だったっけ。 ハリウッド・ムービーに違いないが、何か、 彼じゃなくても良かったような…と言う気がしないでもない。 と言うより、彼の美貌を活かす役が、他にあるんじゃないの?!と 思いながら「SONNY(ソニー)」を見てたんだけど。 コールガールの母親を持つが故に、まるで世襲するかのように 裕福な女性相手の売春夫をしているソニー。 母親の長年の恋人・連れだと思っていた男が、実は自分の 本当の父親だった、と言う事実を、彼の死後に知り、 荒れまくった挙句、お誘いはあるモノの今までは敬遠していた 同性相手の売春に走ろうとする辺りが腐女子的には ちょっと「おっ❤」となったのだが、それも一瞬。 監督であるニコラス・ケイジがきっついおかまの元締めやってて そっちに意識を持って行かれてしまったよ(笑)…

続きを読む

天使VS天使「ゴッド・アーミー 悪の天使」。

毎日のように大量に届く各企業のお知らせメール。 その殆どは読まずにゴミ箱行きだが、たまに役に立つ。 クリストファー・ウォーケン出演作品の中でも、ファンに根強い 人気を誇っていると言う「ゴッド・アーミー 悪の天使」。 Amazonのお知らせメールで知って、即購入。 天使や悪魔ものに、自分でも理由はよく解らんが 過剰に惹かれてしまう傾向にある最中に知ったもんだから… そろそろ、信仰には全く関係なく、聖書でも読もうか、 と思っていた矢先だ。 大天使ガブリエルは、神から寵愛を受ける人間に妬妬して、 天国で戦争を始めてしまう。 簡単に言ってしまうとそう言うお話で、人間界に降りてきた天使達は 人間離れした力を発揮するが、見た目は人間と同じ。 それをそれぞれ癖ありの俳優が演じている。 ガブリエル:クリストファー・ウォーケン シモン:エリック・ストルツ ルシファー:ヴィゴ・モーテンセン この、ヴィゴの出演もあって、沈思黙考する事無く購入。 映画としては、キアヌーの「コンスタンティン」の方が好みだ。 ここでもガブリエルは神に無条件で愛される人間に妬妬するあまり、 悪魔の息子を人間界へ導き、人間の尊さは争いの最中にしか 発揮されない事を証明しようとする。 それを悪魔に屈折した愛情を持たれている人間のコンスタンティンが 阻止すると言う、使命を帯びた人間の物語でもある、 だけどコンスタンティンに「人類を救おう」などと言う高尚な 精神性抜きで表現されていたのが心地良…

続きを読む

映画の中で流れる歌「小説家を見つけたら」。

久し振りにガス・ヴァン・サントの「小説家を見つけたら」を見た。 隠遁生活を送る小説家を偶然見つけた若者と、 その若者の才能にどうしても惹かれてしまう老いた作家の物語。 こう書くと、何故かルキノ・ヴィスコンティの「ヴェニスに死す」を 思わずにいられない。 老い先短い男と、これからの未来が無限に広がっている少年との 対比は非常に似ていると思う。 ショーン・コネリーは若い青年(少年)を導く役が めちゃくちゃハマるなぁ。 一番好きなのは「薔薇の名前」で、セル・ビデオも買ったし、 DVDも買った。 ウィリアム(マスター)と弟子のアドソの関係が何とも言えず、萌えだった。 このアドソ役の頃のクリスチャン・スレーターは、 すんごい美形ではないけれど、若さゆえの未発達さと言うか、 未熟さが口元から漂ってきて、お弟子さんらしさでは 群を抜いていたと思う。 (誰と比べて、って事ではないけど) 「master」と呼ぶ時の声も、現在に至るスレーターの数々の モラル欠如的な行動とは全く反するもので、 師匠・弟子ものでは群を抜いて好きである。 しかし、よくよく考えると、若くして才能有り、と呼ばれてしまう ハリウッド俳優は、どこで道を間違えるのか、 才能を持ち合わせていながら、悪路を選んで滅んでいく気がする。 リバー・フェニックスを筆頭に、つい最近ではヒース・レジャー。 惜しまれる内が華、とは言うけれど、早すぎる死である事は 変えられない事実。 才能があると言う…

続きを読む

この気だるさはなんだ…「傷ついた男」。

ビデオをDVDに落とし続けている… 遅遅として作業が進まないので、途方に暮れている… 「愛する者よ、列車に乗れ」のパトリス・シェロー監督の 「傷ついた男」もDVD化されてなかった。 久々に見たが、やはりフランス映画は見る時の メンタル面での調子を選ぶなぁ。 「ニキータ」などで日本でも知名度が上がった フランス人優男俳優のジャン・ユーグ・アングラードの 無名時代の映画だが、優男ではある、若いので 繊細さも湛えている、しかし…裸が綺麗とは言えない 服を着ていれば細身で、華奢な印象が強いのに、 脱いだら胸毛やらギャランドゥやら、もじゃもじゃと… 体毛が汚い、と言うのではなく、バランスが非常に悪い。 ゲイの人たちには堪らないのかもしれんが。 なんだか、貧弱なのだ… ジャン・ユーグ・アングラードが高校生には見えないしなぁ。 ゲイの青年が、妹を見送りに家族でやって来た駅で 暴力的な警官に出会い、触発されまくっちゃって、 破滅の道を堕ちていく…と言う話なのだが、 破滅に落ちるパターンか、としか思えない。 うだうだねちねち、見るのに苦痛なのだ。 「愛する者よ、列車の乗れ」の同じ監督が撮ったとは 到底思えないような、全編に於いて心が泡立つ時がない、 と言うか、それに拍車を掛けて毛むくじゃら系の男しか 出て来ないんかい、と言う映画です… 濡れ場もキスシーンも本気モード全開で、 そう言う所はそこはかとなくやる、と言う物足りなさ…

続きを読む

このキャスティングの意図は…「香港大夜総会タッチ&マギー」。

DVD落とししている最中で、ビデオに録画していながら 全くその存在を忘れている映画もあるもんだと気付く。 友人の勧めもあり、SMAPの香取慎吾と岸谷五郎が主演した ドタバタ喜劇の「香港大夜総会タッチ&マギー」がそうだった。 香港返還前の、歴史的に見て一瞬しかない その時を捕らえる為の映画、時事的な映画で、 後世に残るような、出演者のフィルモグラフィーに 燦然と輝くような代物ではないにしろ、 楽しみは何にでも見つけられるもんで。 この映画で唯一収穫があったと言えば、ホモのジャーナリストを 演じた岸谷五郎に全く照れが見られず、 そのホモに言い寄られるまだまだ新米の記者を演じた香取くんも、 嫌そうには見えなかった、って事かなぁ(笑) 女装には興味無いので、普通に考えて、 こんなゴツイ女いるか、くらいの感想なんだけど、 とにかく、岸谷さんのセクハラまがいの迫り方が 何とも言えず、いやらしかったのが笑えてしょうがなかった。 しかし未だに、こう言う映画にジャニタレが出てるのが 腑に落ちないと言うか、ジャにー喜多川のセクハラ裁判など、 社会的に見ても許し難い諸事情がある事務所のタレントが 映画の中とは言え、ホモに迫られてもいいもんだろうか… 映画として、娯楽として楽しむには、難しいもんがある。 同性に性的欲望をぶつけられる、と言うのを リアルに見せられてる気がしてなぁ、なんだかなぁ。 苦笑いもんの映画の一つだ。 思った通り、DVD化さえされてないし。 …

続きを読む

知らない世界を覗いてしまった者の悲劇「ドライ・クリーニング」。

フランス映画は時と場合で見た印象が大きく変わる。 見た後の自分の気持ちが変わると言うか、 大抵はどんよりと沈んだ気分になることが多いので、 見るのにちょっとした意気込みが必要だったりする。 ビデオをDVDに落としながら、久々に「ドライ・クリーニング」を見た。 Miou-Miou ミュウ・ミュウ (Nicole Kunstler) 妻 Charles Berling シャルル・ベルラン (Jean-Marie Kunstler) 夫 Stanislas Merhar スタニスラフ・メラール (Loic) 美青年 クリーニング店を営む、8歳くらいの息子がいる夫婦。 商店街の会合で訪れたクラブで、美女二人の怪しげなショーを 見て悩殺されてしまう。 普段、平々凡々と生きている夫婦に、正にカンフル剤が 打たれた感じで、美女二人ではなく姉と弟だった二人と 酒を飲み、すっかり彼らの開放的なセクシュアリティに 感化されてしまう。 こう言うのって、よく有りがちと言うか、映画ではよく見かける。 そいつに近づいちゃいかんよ、と観客が思う方へ、 主人公たちは足を踏み入れ、破滅に向かっていく、 自身の抑圧された欲望の解放者に、自らの全てを 与えてしまうのだ… 姉と別れて喪失感に包まれている弟の美青年を 夫婦は雇う事で手元に引きとめようとする。 案の定、妻は弟とデキて、それを夫も認識している。 この部分がイマイチ理解に苦しむのだが、 やっぱりこんな生活はよくな…

続きを読む

膨大なビデオテープを前にして…

ビデオキャプチャと言うのを買った。 2011年に備えて、手元にあるビデオをどうするか、 色々試行錯誤中で、とりあえずVHSをDVDに落とす策を練る。 映画のDVDはかなり安く手に入るようになったので、 何回も見るであろう映画はDVDで買った方が早い、と判断。 しかし、しかしだ。 絶対手元に残しておきたい映画に限ってDVD化されてない。 そうすると、手元のビデオデッキが壊れたら、 買う事も出来ないと言う事になってしまう。 デッキが壊れる前に出来るだけDVDに落とそう、と思うが 部屋の一角を占拠する程のビデオテープの山に、 呆然とする毎日 サッカー関係、中田英寿関係だけで、200本のビデオだ。 これを3倍録りしている訳だから、一体何時間かかったら DVDに落とせると言うのだ… 映画を2本ばかり落としてみたが、単純計算しても 映画一本につき、キャプチャするだけで映画の上映時間がかかり、 その後DVDに落とすのにも時間がかかる… 地獄…地獄だよ~~~ 本当に残したい映画だけ、残そう。 「愛する者よ、列車に乗れ」なんてDVD化されてない。 優先順位を決めて、早速取り掛かるしかなかろう(泣) 愛する者よ、列車に乗れ【字幕版】 [VHS]ポニーキャニオン 1999-08-18 ユーザレビュー:解放画家ジャン=バテ ...舞台を見ているよう「 ...様々な人間模様同性愛 ...Amazonアソシエイト by ウェ…

続きを読む

西嶋=二海堂 晴信で読んだ伊坂作品「砂漠」。

伊坂幸太郎作品を初めて読んだのが「重力ピエロ」で、 これがまたまた映画化。 キャスティングは「いいんでないかい」と言う、 稀に見る期待値のデカさだ。 兄の泉水を加瀬 亮、弟の春を岡田将生って、ビジュアル的にも 美味しいのではないかなぁ。 余談になるが、堺 雅人って、偽物臭くないか?あの笑顔。 加瀬 亮と比べるのもなんだが、出ている映画とか、 役所を見ていると、加瀬の、決して若者ではないが、 揺れ動く若さ故の繊細さを表現するパーツを遺憾なく持っているのに対し、 「ジャージの二人」などの、ゆる系に映画に出ているものの、 何故、この俳優がそう言う位置にいるのか理解できん。 もの凄く嘘くさい笑顔だな、と思うのだが、違うのか? 作り物の笑顔が張り付いた感じに見えてならん。 NHKドラマ「新撰組」の山南さん役の場面を幾つか見ても、 恐らく山南さんの、知的で論理的であるが故に、 新撰組の、野蛮とも映らない戒律や殺生に心底賛同できず、 命を散らした感を、あの笑顔が表現できると演出家は 思ったんだろうな、確実に。 しかしなぁ、何度見ても嘘くさい。 癒しの笑みではなく、反対に、物凄く腹黒い人の 計算されつくした笑顔に見えて仕方ないのだが、 それは私がひねくれているからだろうか… 余談はさて置き、「砂漠」を完読。 「魔王」を読んだ時から感じていたのだが、正直、 「重力ピエロ」を読んだ時に「新鮮さ」が感じられなくなってしまった。 伊坂幸…

続きを読む

クローゼット整理法。

安物ばかりだが、衣装持ちだ。 担当コーナーの服ばかりなので、ブランド価値もないし、 安い服ばかりだけど、仕事上、私服を着るので 自ずと数だけは増えてくる… そうすると、クローゼットやチェストの中に何があって、 どんな服を持っているのか分からなくなってくる。 分からなくなると、同じパターンの服ばかり着るようになり、 自分が飽きてしまう。 だから写真に撮って、カードを作り、服種別にファイルして、 クローゼットの前に引っ掛けておくのはどうだ!!! と考えた。 誰かがテレビでやってたのを真似しただけだが、 こんな事をするまで服が増えるとは… 巻物が好きなので、半端じゃないくらい増えてきて、 収納不可能になってきたしな… 衣装持ちでいいなぁ、と言う人もいるが、 どうにかしないと、どうにもならない、と、呆然となってくるもんだよ… 服が好きでお洒落を考えるのが楽しいのは、 小さい頃、母が西洋かぶれで、たかが5歳のガキんちょなのに、 皮製のバレーシューズなんかを履いてたりする名残だろうと思う。 マンガのキャラクターが付いた靴を履かせて貰えなかった。 子供の頃はそれが非常に不満で、不満を爆発させていた。 みんなと同じでないから嫌だ、なんで変わった事をするんだ、 と、母親に訴えていたと思うが、今思うと、 そうしてくれたお陰で、今の私がある。 映画の中のファッションにも憧れて、なんとか真似をしようとした事もある。 「ディーバ…

続きを読む

ヴィゴ主演で映画化「ザ・ロード」!!!

読みたいけど、読むのを躊躇われる作品と言うのがある。 もう、最初の導入部分だけでそう言う予感がして、 面白くないとか、外れかも、と言う不安ではなく、 自分が、この本を読み終えた時、心が千々に乱れるのが怖いから、 ページをめくるのを躊躇う。 精神状態がフラットな時に読もう、と、本を閉じてしまう。 案の定、読後、心が大きく揺さ振られて仕方なかった。 コーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」。 1月22日に購入し、読みだして、ハタと手を置き、 どうしようか、と悩んでいたけど、読まずにいられず、 明日休み、と言う休日の前夜にベッドに入って寝ころんで続きを読み始め、 徹夜で読み終えてしまった。 核戦争後の荒廃した世界の中で生きる父と息子が、 今回の冬は越せないかもしれないから、なるべく南へ、 少しでも温かい方へ、移動している道中が主たる物語だ。 戦争なんてない方がいいに決まっている。 なのに、それは起こり、死滅しつつある地球の上で 生き残りの人間たちの姿が描いてある。 この世界は正に絶望的だ。 生き残った人間の生存の可能性を広げる要素が非常に少ない。 核により、植物はことごとく焼き払われ、動物など残っている筈もない。 それは、人類の口に入って生き残らせるための食物が この地球に現存する可能性が少ないことを意味している。 戦争前に人類が製造していた保存食を喰い尽すしかない。 だから、親子は略奪された後の廃墟や畑などから、 少しでも食べられそうなものを確…

続きを読む

手塚虫治「MW」映画化。

手塚虫治のような、誰もが知っている偉大なる漫画家も 同性愛を扱った漫画を描いているのか、と驚いた「MW」。 これを映画化。 魔性の美青年・結城を玉木宏、ってのは見た目にも、 現在の人気度でも「有りかな」と思うが、 結城と同性愛関係にある神父に山田孝之って…おいっ 映画の中で二人の同性愛関係をどう描くのか、スルーするのか、 そう言うのはどうでもいいのだが、明らかに背丈のバランスが 悪すぎるだろう(怒) むしろ、全く別ものと、二人の同性愛的な部分か割愛してくれ、 と祈らずにいられない。 描かれると、原作に見た「神父にしなだれかかり籠絡する結城」と言う バランスが崩壊する~~~っ!!! 玉木宏が山田孝之にしなだれかかっても萌えないっつーの(怒) 若手俳優の中堅クラスを揃えたかっただけなのか… 神父は結城より年長者でなければならんのだよ~(泣) 玉木宏で「おおっ!!」、山田孝之で「なんでやねん!!!!」 MW(ムウ) (1) (手塚治虫漫画全集 (301))講談社 手塚 治虫 ユーザレビュー:悪の権化ムウという化 ...勧善懲悪に唾を吐け! ...手塚作品史上、最も悪 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ MW(ムウ) (2) (手塚治虫漫画全集 (302))講談社 手塚 治虫 Amazonアソシエイト by ウェブリブログ MW(ムウ) (3) (手塚治虫漫画全集 (303))講談社 手塚 治…

続きを読む

究極の悪を演じて逝ってしまったヒース・レジャー。

「ダークナイト」を見た。 アメコミものが好き、と言う訳ではない、単純に、 ヒース・レジャーの最期の作品を見たかったからだ。 「ブロークバック・マウンテン」のイニスに惚れ、 ファンになった矢先の訃報だった。 人間って、本当に簡単に死ぬもんなんだな、と実感した。 リバー・フェニックスのオーバードーズによる死とリンクし、 月並みな、「惜しい人ほど早く死ぬ」と言う言葉を ひしひしと胸に刻まなければならなかった。 ヒースのジョーカーの鬼気迫る演技は、ジャック・ニコルソンの どこかコミカルにも見えたジョーカーとは全然別ものになっていた。 今までの「バットマン」ものと大きく違って見えたのは、 どこかおとぎ話の国の様に見えなくもなかったゴッサム・シティに 現実的な存在感をもたらしていた背景も大きい。 コミックの映画化と言う範疇を超えて、 絶対悪に対する時に、絶対正義である側が、如何に闘うか、 と言う、普遍的なテーマが底辺に流れ、 それを可能にする、ヒースの「絶対悪」としてのジョーカーが とんでもない重量で迫ってくる感じがした。 ヒースの死を早めた理由として、ジョーカーと言う役を作り上げるのに ヒースの精神が追い込まれて行き、薬に頼らないと眠れなくなった、 と言うような噂が流布していたが、だからこそ、 この役如きでヒースが死んでしまったのが惜しくて仕方ない。 こんなジョーカーが演じられるのであれば、無限とも思われる 俳優としてのヒース・レジャーが、大きな可能性…

続きを読む

前髪、上げない方がいいな、瑛太。

昨年「トップランナー」で、演技以外で喋っている姿を見て 気になってしまったのが、瑛太。 「のだめ」の峰の弾けた感じの印象が擦り込まれていて、 普段もああいう感じなのかと勝手に想像していたのが 良い方に、見事裏切られ…いいではないか あれさえもが、演技かもしれないが、演技だとしたら 逆に、ああ言う、静かに、頭でしっかり考えながら喋る、 そう言う役を見てみたいものだ。 こう言う写真の雰囲気には、やっぱりああ言う静かな喋りが似合っている。 首筋の美しいこと…決して、すんごい美形ではないけれども。 オダジョーが結婚して神秘性が薄れてしまった今、 雰囲気的には非常に似た路線に居るのは瑛太じゃなかろうか。 まあ、そう言う雰囲気も自己演出かもしれないけど(笑) しかし、瑛太のドラマ他、あまり見た記憶がない。 映画「どろろ」を見ているが、まず、原作の漫画が好きな私には とっても受け入れ難い実写のキャスティング。 妻夫木聡に、百鬼丸の、失われた体を取り戻す飢餓感は 投影出来ないなぁ… まあ、一番嫌なのは、デキてると噂の根強い(別れたらしいが) 柴崎コウのどろろがねぇ…小さい女の子には絶対に見えん。 何故、子役のボーイッシュな女の子ではあかんかったんだろうか 原作の設定無視はいいとしても、柴崎コウも、毎度、 こう言う「おきゃんな」役ばかりで飽きないんだろうかなぁ。 で、瑛太…

続きを読む