ことぶき猫玉日記

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS ヴィゴのふりちんファイト、絶品。

<<   作成日時 : 2008/11/22 23:15   >>

ナイス ブログ気持玉 2 / トラックバック 6 / コメント 0

前評判はとにかくヴィゴ・モーテンセンの公衆浴場での
ふりちんファイトだったが、それだけに留まらない、
見て損は絶対ないノワール・フィルムだった。
ただの運転手かと思いきや、組織の不肖の息子のお目付け役、
そこから…実は、この映画はネタバレがあるので、
見てない人には語れないどんでん返しがある。
この映画を紹介するどの文章を読んでも、
その部分は秘められていたので、解った時、
「うわぁ、カッコ良すぎ」と、
思わずパソコンの液晶画面に向かって呟いてしまった…

ヴィゴ・モーテンセンに夢中になった人は、まず、
「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンの雄姿に見せられた人が
多いんだろうが、確かに、無精ひげにザンバラ髪、
黒尽くめで大ぶりの剣を奮うアラゴルンはカッコ良かったが、
「所詮ファンタジーやしな、コスプレで2割増しぐらい
 現代人の格好より、カッコ良く見えるもんだ」
と勝手に達観して、ヴィゴ・ヴィゴ言わなんだ一人。

しかし、「イースタン・プロミス」のヴィゴは、悪の気配を
これ見よがしなんだけど、決して安っぽくならずに纏い、
佇んでいるだけで危険な香りが辺りに振り撒かれる、
そう言う暗黒街の(ロシアン・マフィア)男を見事に演じていた。

触れれば怪我をする、とはよく言う表現だが、
触れれば切られそうな、ナイフの切っ先の様な存在感。
多くを語らず、寡黙でミステリアス。
組織のボスの出来の悪い息子を演じたヴァンサン・カッセルが
狂言回しの様な立ち位置にしか見えなくなってくる。

ロシアン・マフィアの暗部を、声高に表に曝け出す映画ではなく、
こう言う現実が間違いなくこの瞬間もあるが、
そこで生きている人間たちもまたリアルである、と言う映画だ。
レイプされ、妊娠し、出産と同時に命を落とす14歳のグルジア人の
少女の死に立ち会った助産婦(ナオミ・ワッツ)が、
その少女の日記を手にしたことから、平凡な日常が
ロシアン・マフィアの暗黒面と重なって、
出会うはずのない男と出会う物語でもある。
交わらない筈の道が交わった時、ハリウッド映画では
何故か平凡な女性が主人公である特殊な任務を負った男と一緒に
バトル・アクションをこなしてしまうような荒唐無稽な話ではなく。

これだけをひたすら楽しみにしていたと言っても過言ではない
ヴィゴのふりちんファイトは、想像以上に御開帳が全開で、
「ええんか?見ても…」と心の中で囁きつつも、
しっかり目に焼き付けてしまいました(笑)
ヴィゴ、実に好感の持てるサイズで(笑)
「でけぇ〜」と目ん玉飛び出ることもなく。
そっちより、お尻の穴が見えてしまわないのか、
そっちばかり気になってしまった(笑)
と、チャラけている場合ではない、丸裸で、身一つで、
ナイフで襲いかかってくる二人組に、正に肉体だけで立ち向かう、
男のカッコ良さったら…
たかが運転手上がりにこんな事が出来るのか?!
と言う斜に構えた見方は、この後、病院に搬送され、入院している
ニコライの元を警官が訪れた時に納得の答えが待っている。
これがこの物語の大どんでん返しでもある。

このニコライと言う男…カッコ良すぎ。

そして、この映画は腐女子的「萌え」目線で、偏った見方を
してもいいだろう、と言う要素が多分に含まれている。
レストラン・オーナーと言う表向きの顔の裏に組織のボスと言う
暗黒面を持つ男の息子・キリルが、運転手として使っている
男がニコライなんだが、このキリル、自分の悪口を言いふらしていた
組織の男の殺人を依頼したり、はっきり言って、
チンピラの域を出ない小物だ。
悪口言われたくらいで、同じ組織の人間をボスにも相談せずに
殺してしまうか、普通。
考えが足りんにも程があるだろう。

だが、言ってはいけない悪口を言われたので、過剰反応したんだな、
と言うのもだんだん解ってくる。
「酒浸り」くらいではなく、「ホモだ」と言いふらされたのが
癪に障ったらしいのだ。
これは正に、ホモの毛があると自分の心の奥底で解っているからこその
ホモ・フォビアのそれである。

ホモじゃないと言いつつ、ニコライに向って、ホモじゃないと証明しろと、
自分の目の前で女とファックしろ、と迫るのだ。
これが、単にニコライのHな行為を見たいが為以外の理由が
あるだろうか、っちゅうもんだ(笑)
なんか、理屈をつけて、やってるとこ見せて、って言ってるだけやん(笑)
キリルは、ホモじゃないかもしれないが、間違いなく、
ニコライに惚れているのだ。

ひょっとしたら、自分で自覚さえしてないんじゃないだろうか。

デヴィッド・クローネンバーグ、男に惚れられてしまう
至ってノーマルな男と言う存在を熟知しているな(笑)
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」も見たいぞ…と言うか、
見たくて堪らん!!
「クラッシュ」もずっと見たかったので、この際買ってしまうか、DVD。
昔から顎割れ嫌いだったんだけど、ヴィゴの、奥歯を噛みしめた時に
出来る頬のへっこみ
に参って、相殺されてしまうんだよ〜。
水気が滴る感じでは決してなく、触ると手が切れそうな、
そう言うイイ男の見本のような感じだ、ヴィゴ。


イースタン・プロミス
Happinet(SB)(D)
2008-11-14

ユーザレビュー:
傑作これは、デッドゾ ...
イースタン・プロミス ...
ロシア版ゴッド・ファ ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ



↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い


設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
ナイス ナイス

トラックバック(6件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
怪しい監督、クローネンバーグとヴィゴ。
映画「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を見た。 これがあって、「イースタン・プロミス」を作りたくなった Dクローネンバーグ監督の欲望と言うのが素直に理解できる作品。 過去を隠して別人物の人生を歩んでいた男が、 過去からの使者に反撃を食らわし、せん滅させてしまう物語。 ジョーイ(やくざな殺し屋)とトム(普通に労働して町に溶け込む一般人)を ヴィゴが演じ分けると言うより何より、向けられた暴力に対して 本能で反撃してしまい、負傷はするものの圧倒的に 戦闘能力に優れたヴィゴが見せる... ...続きを見る
ことぶき猫玉日記
2009/03/04 18:01
ヴィゴ主演で映画化「ザ・ロード」!!!
読みたいけど、読むのを躊躇われる作品と言うのがある。 もう、最初の導入部分だけでそう言う予感がして、 面白くないとか、外れかも、と言う不安ではなく、 自分が、この本を読み終えた時、心が千々に乱れるのが怖いから、 ページをめくるのを躊躇う。 精神状態がフラットな時に読もう、と、本を閉じてしまう。 案の定、読後、心が大きく揺さ振られて仕方なかった。 ...続きを見る
ことぶき猫玉日記
2009/03/04 18:11
目パチのない俳優、ジェームス・スペイダーの「クラッシュ」。
キアヌー・リーブスがシリアル・キラーを演じた「ウォッチャー」で 連続殺人犯に魅入られた様な刑事を演じた時も、 「どっちが殺人犯らしいか複雑な配役だな」と思ったが、 ジェームス・スペイダーは稀有な俳優の一人には違いない。 「イースタン・プロミス」から、D.クローネンバーグ作品に 今更ながらハマってしまって、「ヒストリー・オブ・バイオレンス」と 前々から見たかった「クラッシュ」DVDを買ってしまった。 ...続きを見る
ことぶき猫玉日記
2009/03/06 15:27
刑務所もの「ブルベイカー」。
何回見ても飽きない映画と言うのがある。 好きな映画はどれか、と考えた時に真っ先に頭に浮かぶ訳でもないのに、 時々無性に見たくなる映画。 ストーリィも展開も細部まで覚えているので、今更見直さなくても、 と思うが、時々無性に見たくなるのだ。 見直すと、数回リプレイして連続で見てしまう事もある。 ロバート・レッドフォードがまだ美しさをかろうじて残している頃の、 アメリカの劣悪な刑務所を描いた物語、「ブルベイカー」もその一つ。 ...続きを見る
ことぶき猫玉日記
2009/03/06 16:51
天国VS天使「ゴッド・アーミー 悪の天使」。
毎日のように大量に届く各企業のお知らせメール。 その殆どは読まずにゴミ箱行きだが、たまに役に立つ。 クリストファー・ウォーケン出演作品の中でも、ファンに根強い 人気を誇っていると言う「ゴッド・アーミー 悪の天使」。 Amazonのお知らせメールで知って、即購入。 天使や悪魔ものに、自分でも理由はよく解らんが 過剰に惹かれてしまう傾向にある最中に知ったもんだから… そろそろ、信仰には全く関係なく、聖書でも読もうか、 と思っていた矢先だ。 ...続きを見る
ことぶき猫玉日記
2009/04/24 21:33
J.ディーンに似てるなぁ、J.フランコ「SONNY」。
何かの記事で、この映画のジェームズ・フランコのフェロモンは 半端じゃない、と読んでいたので、深夜テレビで見る。 が、忘れてて、冒頭〜30分ほど見逃したかな・・・ 見れば見るほど、ジミーに似てるよねぇ。 顔の形とか特に。 よくよく見比べると似てない所もあるんだろうけど、 J.ディーンの映画「DEAN/ディーン」に彼の役で出ただけの事はある。 と言うか、表情の作り方とか、非常に似せてる気もしないが。 ...続きを見る
ことぶき猫玉日記
2009/06/14 22:37

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ヴィゴのふりちんファイト、絶品。 ことぶき猫玉日記/BIGLOBEウェブリブログ