拝聴後の余談…『囀る鳥は羽ばたかない』。

最近、BLを買い渋っている。
買い渋ると言うよりは、そんなに何もかも
聴いたり読んだりしなくても平気になった、
と言うか、以前の状態に戻ったと言うか。
Twitterが面白くなり始めた時と連動して
とにかくBLが読みたい・何もかも読みたい
と言う衝動が沸き起こっている時期があり、
自分自身のサイクルがそうだったと言うのも
重なって、馬鹿の様に新刊から古本から
買い漁っていたが、我に返った瞬間に
数を読んでみたところで好きなものは
ぶれないし、そんなに増えない、と言う
事が解り、新刊が出ると飛びつくように
買っていたのも、世間の評判が出揃う
時期を見てから買っても遅くないな、と
思える様になった。
Twitterの利点の恩恵も嫌と言うほど
味わっているが、人間は煽られると
弱い流行りものが好きな生き物なので、
一年くらい踊らされてたなぁ、と今では
思う、誰のせいでもなく自分の意志の
弱さなんだが、本来だっら手を出さない
であろう所まで触手を伸ばして、流行りに
乗ろうとしていた自分がいたのが現実。

これではお金が幾らあっても足りないし、
結局は読むだけ読んで売り払ってしまう…
自分のお金で購入したものには愛着が
湧くので、つまらないと思ってしまうと
無駄遣いをしてしまった、と言う気持ちに
なってしまうので、精神衛生上あまり
よろしくない。
『囀る鳥は羽ばたかない』のドラマCDも
発売直前まで迷走したのは、原作が
好きなだけにもしハマらなかったら
落胆度合いが他の作品の比では
ないだろう、と言う気持ちからだった。
湯水のように湧いてこないお金を
有効に使いたいと思うのは普通の
事だと思うし。

私は安元洋貴のファンだが、声さえ
聴ければなんでもいい、と言う素直な
ファンでもない。
勿論、色んな作品で演じる彼の声も
好きだが、なんせ一番好きな時の
声のトーンが、ラジオでラフに普段の
ような喋り口調で話している時の
声と喋り方が一番好き
なので、もはや
作品で決まった役を演じる時に
良い声の恩恵に与る、と言う楽しみ方より
こちらが勝ってしまうのだ。
なので、購入動機に「あんげんが出てる
から」だけでは躊躇を感る、と言う
具合に、実に身勝手なファンな訳だ。

聴いてから数日経って自分の中で
作品を振り返る時間の経過とともに
別の見解が出てきたが、聴いた直後の
印象をそのまま書くと、やっぱり…
百目鬼はあんげんが良かったよ!!
矢代と影山の比重が高いと言うのは
聴いて原作読み直してよーく解って、
影山があんげんだろうな、とは思う、
思うが、現在原作中でも進行しているのは
やっぱり矢代と百目鬼の関係で、
「言葉数の少ない百目鬼の声」と言う方に
重点を置いて欲しかった…
連載読んでいるので、2巻目の発売を
待たなくても内容を知っている身と
しては、言葉数少ない人って、
発する最低限の言葉が聴く方の記憶に
こびりつく可能性が高い
と思うんだよ、
だから一音で響く声質で聴きたかった…
百目鬼=低音は揺るがないだろう、
だったら、低音を出せるではなくて
声質そのものが「低音」であるのが
特徴の声優さんを使って欲しかった…
しかも低音に定評のある声優さんを
他のキャラで使っているんだから、
「平常使う声じゃない」所を演出であえて
使うと言うのはリスク以外の何ものでも
なかろうか。
低音二人を並べると聞き分けしにくいから?
低音が聞き取り難いと言う人は、元から
低音があまり好きじゃない人だけだと
個人的には思う。
聴きとり難いのはむしろ、低音でも高音でも
ない中音しか声の幅がない声優さんを
並べられた時だと思うが。

そこがまさに、矢代の新垣さんと
久我のおのゆーのライン。
その声優さんの真ん中で使う声の種類が
この二方は似ていると思う。
2カプが主流になる作品で、攻め側は
どちらも低音、受け側はどちらも中音、
と言う具合に、作品全体を通しての
バランスを考えた時に、あまり宜しくない
バランス感覚の作品だな、と思った。
矢代の新垣さんがあまりにも素晴らしかったので
ブクログの評価も☆×5としたが、
原作の一ファンとして、購入者として
愚痴だけは書いておく(笑)
・百目鬼はあんげんがよかったよ!!
・久我はたっつんがよかったよ!!
・影山はしれっと変態臭が上品に出せる
 なりけんさんとかがよかったよ!!

あくまでも全くの私見である。

この作品は一人一人の出来栄えと言うか、
一人一人別々に聞くと
「音声作品としてはこう言うのもあり」
と思えるのだが、作品全体を見回した時に
声のバランスがあまり良くないな、と感じる
部分が大きかった。
カプの相性ではなくて、あくまで作品全体像として。
聴いている内に矢代と影山のキャストの
相性にこそ作者のこだわりがあるのかな、
と言う気がして来て、そうなると
矢代と影山の声質のバランスなどは
物凄く良いんだけど、他のキャストは
この二人の声優さんの声を軸に
まだ考える余地があったんじゃ…と
思わずにはいられない。
理知的であるながら体躯に恵まれ、
常識人であるのに歪みを内包していて
しかも本人は結構その部分に
無頓着、ってパーソナリティーの人間は
あんげんは得意の分野に入ると思うので。

ゲスな勘繰りを言うと、安元洋貴と言う
声優さんはこの作品には必要だ、
だが、百目鬼と影山、どっちで使うか、
それが問題だ…となって、それでも
影山にあんげんを持って行ったのは
やはり作者が矢代と影山の関係を
大事に思っているからではないか、と
私は勝手に深読みしました。

1作目がある程度売れないと2作目が
作られない、と言うような方程式が
もしかしたらあるのかもしれないので
新垣さんの矢代を聴くだけでも十二分に
価値のある作品なので、原作好きな
人は買って聴いて欲しい
なぁ…
そして願わくば、この作品でBL出演を
熱望されるようになると思うが、
新垣さんを乱用しないで欲しい(笑)
BLCDをずっと聴いていると、ある役が
非常に良かったのでBLにたくさん出て
欲しい、と言うのはファン心理の素直な
反応だが、やりすぎるとマイナス要素も
大きくなると。
新作出る度に「またこの人かよ・・・」
と言う、最近出た作品同士でキャストが
似通い過ぎている現象をどうにか
して貰いたいとも思う。
原作好きなのに聴きたいと思えない
作品が結構ありますよ…キャストに
鮮度がないんですもん…
そう言う面では、この作品は新垣さんの
鮮度が半端ない代物でもあった。
     ※敬称略

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