ことぶき猫玉日記

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zoom RSS 『東京喰種』にハマった自分に対する考察:2017年2月24日「:re 113話」什造の蹴り

<<   作成日時 : 2017/02/24 21:19   >>

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什造は体力(パワー)勝負の肉弾戦ではなく、
得物を(クインケ)使った攻撃+スピードを得意とするタイプだが、
人間より圧倒的に高い身体能力を持つ喰種に対し、
スピードでは負けない俊敏さを持っている。
パワーは劣ってもスピードはあり、右足はクインケ仕込みの
義足なので、自分の肉体そのものでは喰種に攻撃を当てても
大した威力は発揮できないと知っていて、義足の強度に頼り
蹴りを入れる事はできると言う計算の元、ウタの顔面に
蹴りを入れており、それが決定打にならずとも、仕込みの
サソリで連続技に持っていけると言うのが一連の動き。
蹴り=破壊、パワー、と言う固定観念は捨てた方が
『東京喰種』と言う作品は楽しめるのになぁ。

什造の身体は軽そうなので、あんなけりを入れても効き目ないのに、
何故だ、とか言っている人はどう言う視点でこの作品の
バトルシーンを楽しいと読んでいるんだろう、不思議だ…
何か「必殺技」があって、一撃で相手を倒せる対戦ゲームとでも
思っているのだろうか。
素手の相手に、銃やナイフと言うアイテムを持てば反撃される
リスクを下げ、自分の攻撃力だけは上がると言う優位性を
示されないと闘いは成立しないとでも言う様な…
勝てない状況になるのが「イヤ」なだけで、だから武器を持つ
と言う、命を軽んじた発想だ。
作中に書かれているのは肉体同志、生身が「対戦」しているのであり、
ゲームのキャラ操作している訳じゃない。

什造は「捜査官」として、職務として、喰種を撃退するのに
長けた「特等」なのだ。
サソリで、何体あるのか判別できないほど細切れにする様な
過剰な「暴力」は必要ないと知ったのだ。
「目的」を遂行するのに余分な作業は必要ない。
効率性を考えられるだけの脳みそを持っているのが什造。

六月と什造は「親に因る虐待を受け人格分裂した精神異常」を
持つ人物として重ね合わせを想起させるが、切りつける行為に
「性的な欲望」を抱いているかいないかという面で考えると、
決定的に違う部分も併せ持つ。

什造が見せていた過剰な切り刻みは「簡単に殺してしまったら
解体屋としてオーディエンスを楽しませる事が出来ずお仕置きが
待っている」から、早く死なない為に磨いた哀しい技術。
対し、六月は明らかに「切り刻む」事に性的興奮を抱いており、
完全なる快楽殺人者のそれである。
やっている事や結果は「同じ」様に見えても、それを行う者の
「動機」は全く別物なのだ。
ここを混同している若い読者が多いんだなー、と言う…ね。
「紙の本を読みなよ」と言う槇島(PSYCHO-PASS)の言葉が
思い出されてくる…

この作品の中に描かれている戦闘場面は「バトル」ではなく、
命を懸けた命のやり取り。



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