ことぶき猫玉日記

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zoom RSS 傍若無人な天才少年を見事演じきったレオ。

<<   作成日時 : 2008/09/09 22:34   >>

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久々に映画を見たいなぁ、と思い立ち、ゲイ映画コレクションの
ビデオを物色、まず「モーリス」を見て、「太陽と月に背いて」を見た。
童顔で、無精ひげ面がイマイチ似合わない大人の俳優に
なってしまった昨今のレオナルド・ディカプリオだが、
フランスの天才詩人を何故か英語で演じているこの映画の、
傍若無人で世間知らず、田舎者丸出し、だけど「天才」詩人である
アルチュール・ランボォ(あえてランボーとは書かない…)の、
若さゆえの残酷さや身振り手振りの大雑把さを
見事に演じているのに、目が覚めた感じだった。


太陽と月に背いて【字幕版】
パイオニアLDC
1998-02-25

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レオの美しいこと…
彼は「美しい」と言う雰囲気の俳優ではないけれど、
(どっちかと言うとやんちゃなきかん坊と言うイメージの方が強い)
大人になりきってない華奢な体躯、無造作にのびた髪、
細長い手足、赤みを帯びた唇、と、若者の美しさに溢れている。
この時期のレオにあのランボォを演じさせようと考えた人は偉い。

その昔、テレンス・スタンプ主演で「ランボォ 地獄の季節」と言う
映画が既にあって、高校時代、アイドルを愛でるように
ランボォの似顔絵を、ノートの隅に落書きしていた私が
何よりも見たい映画だった。
だが、未だ見るに及ばず…と言うより、ランボォに恋い焦がれる時期が
終わってしまったから、しつこく見るまで追いかけなかっただけだが、
「太陽と月の背いて」を見直して、こっちのランボォも見たくなってしまった。


ランボー 地獄の季節〈無修正版〉
レントラックジャパン
2004-07-16

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実在のランボォは大きな男だったらしく、
レオの華奢な感じとはかけ離れているようだ。
今読んでいる「ホモセクシュアルの世界史」と言う文庫本に
ランボォとヴェルレーヌの項目もあるが、生まれながらに
ゲイであった訳ではなく、支配的で宗教色の強い母親、および
田舎の生活の中で、そこから逸脱するために「普通でないこと」とは、
と言う観点から、同性愛にも興味を深くしていって、
結果、そう言う体験を進んで求めた、と言う感じだった。
簡単に言ってしまうと、「他の奴らとは違うんだ」と言う意味において、
一般的で普通っぽい事以外のものには興味を深くして言ったんだな、
つまり、「変わり者」であろうとするならば、文化的な色の濃い
同性愛的なものも、抵抗なく受け入れる、と言う印象だ。

ランボォと言う詩人を知って、詩集を読んで、まるでミュージシャンや
映画俳優の様に夢中になっていた頃、年配の詩人ヴェルレーヌが
ランボォを「御稚児さん」にしてたんだろう、とすっかり思い込んでいたので、
この「太陽と月に背いて」で、ランボォの方が「攻」かよ、と度肝を抜かれた(笑)
そっか、年下・攻だったんか、二人の関係は、と(笑)

映画を見ていると、これが本当の真実に近いかどうかは別として、
導いてやるべき者が、保護していた筈の者にいつの間にか追い越され、
精神面でも超えられてしまった悲劇、と言うのは容易に想像できる。
男同士の痴話喧嘩によるピストル発砲事件ではなく、
ヴェルレーヌを同じ詩人としては初めから超えていたランボォが、
才能の上で格下になってしまった年配者を、醜いものとして
許せなかった、若さゆえの残酷さが招いた事件だったように思った。
醜いもの・劣っているものを温かく見守れない未熟さゆえの。

二人で着のみ着のままの旅に出かけている間、
ランボォは少年そのままに無邪気で可愛らしい。
二人の蜜月の象徴のような旅で、服を着たまま海に入っていくレオの
子供のような無垢さ。
それを抱きとめるヴェルレーヌ。
ここで時が止まればなぁ、と思わずにはいられない。

聞くところによると、この映画でレオは男とキスするのが
非常に嫌だったらしいが、映画を見る限り微塵も感じさせない。
レオが若くして演技派と言われているのが良く解る。
とは言え、「ゲイ疑惑」が強いレオが、疑惑を払しょくしたくて
こう言う事を言ったとも考えられるが、キスを待つレオの美しいこと…

今現在、見る影もない。
肥り易い体質らしいし、前々から思ってはいたが、末は
ジャック・ニコルソン系の顔になるんじゃなかろうか。
鼻の短さなんか、ニコルソン系の顔だよね…
しかし、この映画のレオは、完璧に美しい。
生意気さの権化とも言うべき所作もたまらん

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